吾輩はわん公である。 名前は小太郎君。どこで生れたかって、後でわかったけど豊橋市。何でも兄弟がいたらしく、わけもわからず泣いていたのを薄っすら覚えている。生まれて少し経ってから「アイドル３」って言うところに連れて行かれてしまったのだ。お姉さんが、毎日、朝、昼、晩、ご飯をくれた。それしか楽しみがなくさみしかった。ある日の夕方、変なおじさんが吾輩の顔をジッート覗き込んでいるのにきずいたのだ。そうこうしてるうちに掌に載せられてスーと持ち上げられた時、何だかドキドキした感じを覚えている。掌の上で少し落ちついて我輩の顔を見たのがいわゆるご主人様である。この時妙にウキウキした感じが今でも残っている。外に出るのも初めてだし、車に乗るのも初めてだし嬉しかった。車に乗せられて小太郎君のお家に着き、畳の上にオシッコをしてしまった。本当はそんなところではしたくなかったけど・・・。
とうとう、生まれてからこの７月で満１０カ月になってしまった。可愛いがってもらえるので嬉しいね。お家の中を探検するのも楽しみ。最近はお外も散歩するので帰り道が少しわかってきた、迷子になってはたいへんだから。お友達はいないけど、気が優しいのか「どさりと音がすると眼から火が出た感じで怖いです」特に雷は怖いです。先代も小太郎君っていうんですが比較されるんです。顔が可愛いとか、覚えが良いとか、悪いとか言われるけど、何の事やらいくら考え出そうとしても分らないです。ご主人様にお願いするだけです。これからも家族の一員としてズッート仲良くしてください。そして大好きなボール投げと散歩もわすれないで・・・。